特別実戯試験
「ど、どうかね、マスタング君。年若い錬金術地の味は」
腰を揺すりながら、ちらりと横を見る。鼻息も荒く話かけてきたのは、エドワードへの口内射精を提案した将校だ。興味がないように装いながらも、なす術なく犯されているエドワードが気になって仕方がないらしい。
「ええ、そうですね……」
確かこの男は上層部とのつながりも深かったはずだ。うまくいけば、エドワードの初々しい身体にいい具合に溺れてくれるかもしれない。見せつけるようにゆっくりと引き抜き、ごつっと腰を穿てば聞く者によれば甘くも聞こえる悲鳴が上がり、老体の喉元が上下した。
「やはり狭いし浅いですが、絡み付きは、申し分ないですよ」
抉るように、こちゅこちゅと中をつく。粘着質な音。性に満ちた淫猥な臭い。目を皿のようにし凝視してくる老人にの眼前で少女の足を抱えあげ、勢いをつけて腰を突き入れてやった。
「ぃ……ぎッ゛ィい!」
「は、ぁ」
持っていかれそうな内部の温かさに熱い吐息が漏れた。ふるりと震えた生身の足は軽くて、抱え上げやすい。先程言った言葉は嘘ではない。狭い分、中は申し分ない絡みつきだった。
「ほ、ほう……やはり浅いのか」
「まだ子ども、ですからね。……、さすがに咥え始めたばかりですので少々きついですが、慣れればきっと丁度いい具合になる」
この言葉に偽りはない。引き抜くたびにこつこつとした突起に擦られ、きゅっと吸い付いてくる内部は多くの女を抱いてきた私からいわせてもらえば非常に刺激が強く性的快感は強く感じられる穴だ。今は狭くて動きづらいが、回数を重ねればみなが楽しめる名器になるだろう。
腫れ上がった胸先を高く突き上げ半目の瞼をぷるぷる震わす様は、なかなかに男の情欲を刺激する顔だ。もっといい顔をさせてやるために、かふかふと口元を開閉させる子どもの口に指を突っ込み舌を引きずりだす。
「ンッ、んん~~ッ」
苦しそうにえづく少女に構わず指で口内を弄りながらわざと激しく音を立てる。『丁度いい具合』にすることを妄想でもしているのだろうか、老害の鼻の下が伸びていた。
やれやれ、と思いながら串刺しになった部分がよく見えるように体勢を入れ替える。ぐりっと中を擦られのが痛かったのか、エドワードに指を強く噛まれた。痛んだが、今少女が感じているだろう痛みに比べれば大したことではない。ぐっと喉に指を押し込むだけで勘弁してやる。
「んっ…ごッ」
「特にここ、は」
そろそろ穿ちながらの実況もつらくなってきた。なにせここまで狭い穴を堪能するのは久しぶりなのだ。少しでも気を抜けばすぐにでももっていかれそうだ。こんな男達の前で堪えきれずに直ぐに達するなどみっともない姿を晒したくは無い。腰にじわじわと集中していく熱い快楽をなんとかやり過ごしながら、エドワードの口から指を引き抜く。そして、両足に再び手をかけぐっと開かせ、透明な液体に交じったピンク色が沫立つ浅い入口部分に性器の側面を擦りつけてやる。
「ひっ、ひィっ、ひッ、ィ゛た、ぁァ!ァあぁッ!」
「浅いですが、内部の突起が先端部分を刺激してくるので、とてもいい」
平然とした表情を保ったまま、みちみちと肉棒で入口を広げる。
「あっあぅッ、ぁあああ」
赤い血にまみれた肉棒に、小さな膣内がかき回されるのはそれはそれは恐ろしい光景だが、破瓜の血とあってか気味悪げに顔を背けるものは数名だ。どうせ、その数名も最後になれば競って腰を振ることになるだろう。それこそ、時間の問題だ。
「それに、奥にある子宮口が丁度いいサイズで、きっとみなさん満足頂けると思います……よ」
ごりっと勢いをつけてねじ込むように口にした部分を抉る。エドワードが声もなく首を振った。閉じることができないであろう唇から零れた唾液が、白い台をみっともなく汚した。
「まあ見てのとおり、今は全部収めきるのは大変ですがね、その内全部をきちんと咥えこめるようにもなるでしょう、それは、みなさんの開発次第ということで」
困ったように眉を下げる。
「私一人では、なかなかに難しいのでね。ずっと痛いと、この子も辛いでしょうし」
あまりにも苦痛が長引くと、エドワードもすぐに壊れてしまうかもしれない。なので、下級軍人達には上の方々にもっと気持ちよく穴を使って貰えるように好きなだけエドワードを犯せと。将校達には、哀れな少女の苦しみを少しでも減らしてあげられるように好きなだけ腰を振って頂きたいと言外に口実を作る。乗り気ではないふりをした上官たちも、これで回りの目を気にせず心置きなく楽しめるようになるはずだ。
「参考に、なりましたか?」
「う、うむ」
重々しげに頷いた男がそわそわと腰に手を当て、手汗を拭くように擦り始めた。これは、いつまでも焦らしていないでそろそろ終わらせて順番を譲るべきだろう。もうお遊びは終わりだと、細い少女の腰を抱え直し絶頂へ向かうため激しい挿入を繰り返す。ひたすら、快楽を追う行為に没頭する。
「あ゛ッ、ぁ、ぁ、やっ……いやぁ゛ァあ!」
「頑張りなさい……あと少しだ」
ガクガクと揺さぶられながら遠くを見つめている子どもを宥めるように、適当な言葉を投げかける。エドワードは私の言葉を気にする余裕がないのか、目を裏返したまま引き攣るような痙攣を繰り替えし衝撃に耐えている。その表情に、ふと思いつく。従順である事をことさら強調するための手段の一つを。こんなにいい表情をしているのだ。このまま最後までいってしまうのは少しもったいない。
「鋼の」
顔を近づけ、そっと耳打ちする。
「もっと奥をついてくださいと言ってごらん」
「い、ゃあ゛、ァ!いや゛ァ……ァああーーッ」
「鋼の、聞け」
ぐっと耳たぶに噛み付けば、悲鳴を上げていた少女が鋭い痛みに気が付いた。ぶるぶると唇を震わせながら、どろどろになった金色をにこちらに向ける。その瞳に私は映ってはいるが、エドワードが果たして私を認識しているのかはわからない。わからないが、声は聞こえるだろう。
「もっと奥をついてと、言いなさい。周りに聞こえるように」
「ひぐッ……」
ぐしゃりと、今まで以上に醜く歪んだ顔に微笑む。どうやら、私が言った言葉の意味はわかったようだ。痛みと恐怖に打ち震えてはいるが、まだ意識は混濁していない。いっその事意識を失ってしまえればよかったと、本人は思っているのかもしれないが。
「言え」
短い命令に、ぎゅっと閉じられた瞼。言いたくないというせめてもの意思表示を無視し促すように小刻みに腰を揺すれば、喉を引き攣らせさらに閉じられる瞼。
「も゛っ、と……、」
沫のような涎を口の端に含ませながら、絞り出された声はからからだ。
弟に対する強い想い。ここまでくると異常なものとさえ思えてくるから不思議だ。
「ぐ、……おく゛、つ゛ィ、て、……ッ」
「まぁ、及第点だな」
私とエドワードのやり取りを聞いていた周囲から失笑が漏れたが、くだんの老人はどうやら悦んでいるようなのでよしとしよう。
「では……御望み通りに」
エドワードの足首を顔の横に押し付け、圧し掛かる。ねじりこむように腰を押し付け、ずぶぶぶと沈ませてゆく。しっとりと包み込んでくる中の熱さににそろそろ私も限界だった。あとはもう、自分の思い通りに快楽を追う行為に集中するだけでいい。
中に先を擦りつけるように、素早く小刻みに腰を打ち付ける。エドワードの首筋に顔を埋めているため表情は見えないが、荒い息とかふっと漏れる呼気でだいたいは察することができた。きっと今までで、一番最高の顔をしているに違いない。
「エドワード、中に出すぞ」
ぐぷっぐぷっ、ぬちゅっぬちゅっという激しい水音に腰の奥から重い快楽がせりあがってくる。もう言葉もなかった。いやがるように小さく子どもが首を振ったが、可哀想だがこれに関して絶対に止めることができない。エドワードの中に射精したかどうかが、試験の結果を大きく左右することになるのだから。
エドワードの膣内に射精する。それだけを目指しめちゃくちゃに腰を振る。自分の息遣いの荒さに少しだけ苦笑が漏れた。衆人環視の中、小さな子どもに圧し掛かり腰を振っている姿は傍からみれば随分みっともない光景なのだろう。セックス時には、相手にも十分な快楽を与え楽しんでもらうというのが信条だったが、今はそんなことを気にする必要性もない、相手の人権を踏みつけ、ただの穴として扱うという行為は、なかなかに楽ではあった。
「……ッ、く、出る」
ぶるぶると駆け上がってくるような激しい快楽に身を明け渡す。一拍遅れてから、体の奥から熱い迸りが溢れ出てくる感覚に酔いしれた。
「あ、ぁあああッ……!」
中に体液を放出される衝撃に、絶叫しながらずり上がるエドワードの身体を引きずり戻し、最奥に叩き込む。内部に擦りつけるように腰を振り、一滴も残さぬように全て出しきってやる。
「、は、すごいな、……」
本人にその気はないのだろうが、中に注がれる感覚にきゅっとしまった穴に搾り取られてるような感覚に陥る。その熱い内部に促されるまま、まるで放尿しているような解放感に身を委ねた。どくどくと狭い中に流し込みながら、ふと中に出される感触とはどういうものなのだろうかと考えた。赤の他人に無遠慮に大事な所を汚される感覚。いつも女を抱く時は避妊はするし、中に出すことは滅多にしない。若い頃は雰囲気に流されて何度かしていたが、この歳になればもうそんなこともない。そういえば他人に自分の遺伝子を注ぎ込むという行為は久しぶりにしたなと、少女を組み敷きながらそんな場違いな事を思った。これからこの少女は、私以外の男の遺伝子を体調に受け入れることになるのだ。
「は、ぁ……」
尿道に残っている残液も全て注ぎ込み、大きく息をつく。
「は、……エドワード……よかったよ」
顔を上げ、汗でべったりと張り付いた少女の金色を払ってやる。エドワードは放心していた。その金色の瞳は私を映さずはるか遠い天上を見つめている。なんとなく赤く色づいた唇に指先で触れれば、ふるりと震えた。
「マスタング大佐、そのまま」
周りの男達をかきわけてすっと近づいてきたのは、進行人だ。
「確認させて頂きます、その体勢のままゆっくりと引き抜いてください」
確認する側も大変だな。進行人がエドワードの左脚を掴んだので、右脚を掴んだままゆっくりと肉棒を抜き取った。ちゅぷん、と音を立てて、柔らかくなった棒ががつつましく狭まった穴から飛び出した。結合していた部分から、ぬと、と白い液体が繋がり、ぷつりと切れる。しかし、これだけではまだ正確に中出しをしたという事を認めることはできないだろう。
視線を移せば、ぬらりと光る赤色と白濁液がエドワードの性器の周りに飛び散り、酷い惨状だった。赤い内壁はわずかにめくれあがり中の色を余計赤く見せている。初めての性行でここまでめちゃくちゃにするつもりはなかったのだが、無意識のうちの私も十分に楽しんでしまっていたらしい。
大きく広げられたエドワードの股の間を、進行人が取り出した布でふいた。びくりと跳ねる少女の身体は四方から抑え込まれていて動けない。
進行人の眉間の皺は先ほどよりも深くなっているが、事務的な動作だった。これは少女の事を思った行動ではない、エドワードの性器の中を見やすくするためだ。ためらうことなくぐちゅっと中指を突き入れくっと中を覗き込んだ進行人は、中に溢れるとろりとした白濁液を観姦した。そして指を奥まで入れ少しだけかき回し、ぐちゅりと抜き取る。その指先についた精液を見つめ、布でふき取ってくるりと背を向けた。
「……確かに、中に出した事を確認致しました」
書記官がさらさらと紙にペンを走らせる。長いようで、短かった狂乱のような交わりが終わった。が。これはまだ始まりにしか過ぎない。傍に控えていた下士官の一人に、布を手渡された。それで、自身についた血を丁寧にふき取りズボンを上げ、ベルトをしめる。
両足を拘束しているものはもうないというのに、エドワードの足は力なく台の上に投げ出されていた。時折びくびくと痙攣するということは、まだ破瓜の衝撃に体が慣れていないのだろう。
「では、続けます。次からは順番などの取り決めはありませんので好きに使ってください。なおその場合でも一度づつ確認させて頂きます」
一回一回中を確認するのは大変だろう。何人もエドワードの中に射精すれば一人一人がきちんと中に出したのかはわからなくなるだろう。どのくらい中にある体液の量が増えたかなど、簡単に調べることはできまい。あくまで、これは目視での作業だ。進行人の裁量が試されるところ。それに、いわばパフォーマンスでもある。
子供を、穴として使用している非道さを、周りに見せつけるための。
「さあエドワード、次からが本番だ」
台の上で、人形のように放心している少女に語り掛けてやる。エドワードは応えない。
「安心したまえ、君にまだ初潮が来ていないのは確認済みだ。仮に妊娠したとしても、それ相応の処置は軍が受け持つ。だから、安心してたっぷり注いで頂きなさい」
酷い言葉だというのは自覚しているが、エドワードが気にしているかもしれないことだ。アフターケアについてはしっかりと、本人には伝えておかねばならない。もしエドワードが誰ともわからぬ子供を産みたいと申し出れば、これもまた、軍は少女の意志を飲むだろう。
今から、エドワードに再現なく与えられる苦痛はこんなものではない。まだまだ、これからなのだ。
「では、私はこれで失礼いたします」
「なんだ、もういいのか」
「ええ。後は、私はここで見学しています」
「ご苦労だった」
「まだ慣れていない子供です。なるべく優しくやってください」
「善処しよう」
近場にいた将校数名に敬礼をすませ、エドワードから背を向け、その場を離れる。
善処する、果たしてその言葉にどれだけの良心が込められているのだろうか。
ちらりて見れば、途端に少女に群がる老害たちの姿が。エドワードはあっという間に青色に多い隠された。優しくやってほしいと助言はしたが、ある者は干からびた手でエドワードの膨らみのない胸を揉みしごき、ある者は少女の髪にはやくも高ぶったものを擦り付け、ある者は少女の血濡れた局部に指をつきいれ、ある者は少女の口に何かを突っ込み動かしている。玩具だ。視線を移せば、いつのまに用意されていたのか白い台の上に数々の玩具が並べられていた。今日のために、用意されたものだろう。まったく趣味が悪い。
蟻のように群がる青服の隙間から、エドワードの細い脚が覗く。宙を蹴り、ぱたぱたと動く足は時折ピンっと張る。中で何をされているのか、想像に難くない。身を切り裂くような細い悲鳴は、大人達の怒声にかき消されていた。
「……始まったぞ。お前たちも参加しなさい」
「はっ」
どうしたものかと、端のほうで固まっていた年若い軍人達は、重い足取りで狂乱の内部へと向かった。
その良心を、最後まで保ってくれていればいいが。
ふと、エドワードが妊娠するかもしれない子供が自分の子であったらどうなるのだろうと思った。
天才錬金術師の少女と国家錬金術師の男。きっと、軍に利用されることになるだろう。そうなればエドワードは文字通り死ぬまで、軍に命を握られることになる。自分が産み落とした子供を少女はきっと愛するはずだ。たとえ、心に深い傷をおったとしても。それが、私の知るエドワードなのだから。